ビルドをもっと深く考えたいなら Brotato、長く周回してやり込みたいなら Halls of Torment、自分で照準を合わせたいなら 20 Minutes Till Dawn、3D で動き回りたいなら Megabonk、同じ遊びを無料でもっと楽しみたいなら HoloCure – Save the Fans!、地形を掘れるものがいいなら Deep Rock Galactic: Survivor。私たち自身の Harvest Havoc は、自分で描いた戦闘マップで戦えるのが特徴で、Steam で無料体験版を配信中です。
Vampire Survivors がやったのは、「ひとりで無数の敵に立ち向かう」という昔からあるアイデアから、操作を「移動」だけに削ぎ落とすことでした。武器は勝手に攻撃してくれる。プレイヤーは歩き回って経験値の宝石を拾い、短い候補の中からアップグレードを 1 つ選ぶ。20 分も経つころには、ニンニクのオーラやムチや聖水が画面を埋め尽くし、何百もの敵が溶けるように消えていく——。このループから、ひとつのジャンルが丸ごと生まれました。日本ではヴァンサバ系やヴァンサバライク、英語圏ではsurvivors-like、あるいはbullet heaven(弾幕天国。画面を埋めるのが敵弾ではなく自分の弾、つまり弾幕地獄の逆)と呼ばれています。
このガイドは、ヴァンサバを何周か遊んで「同じ気持ちよさを別のゲームでも味わいたい」と思った人向けです。紹介するのは、私たちが自信を持っておすすめできる PC ゲームだけ。開発元と最初のリリース年を添え、どんなゲームか、ヴァンサバ好きに刺さる理由、そしてお約束からどこを外しているかを書きました。いちばんの「次の一本」はただのクローンではなく、自分でも気づいていなかった「ここが変わったら面白い」を変えてくれる作品だからです。1 本は私たち自身のゲームです。はっきりそう書いてありますし、一番上には置いていません。
ヴァンサバ系が面白い 5 つの仕組み
見た目を取り払うと、このジャンルのほぼすべてのゲームは 5 つのパーツでできています。これを知っておくと、リストの各作品が何を変えているのかが見えやすくなります。
- 自動攻撃。武器は一定間隔で勝手に発射されます。腕の見せどころは立ち回り——どこに立ち、どっちへ敵の群れを引っぱり、いつ宝箱を取りに飛び込むか。
- レベルアップ時の選択。レベルが上がるたびに、新しい武器や強化をいくつかの候補から選びます。この選択の積み重ねが 1 回のランの「ビルド」になります。
- 組み合わせ。特定の組み合わせで、より強いものが解放されます。Vampire Survivors なら、最大まで強化した武器と対応するパッシブアイテムがそろうと新しい武器に進化します。「そういうことか!」の瞬間はここから生まれます。
- 増え続ける敵。敵の数はどんどん増え、やがて画面のほとんどがモンスターに。その壁を紙吹雪に変えていくのがこのジャンルの醍醐味です。
- メタ進行。ゴールドなどの通貨でラン間の永続強化を買えるので、失敗したランでも少しずつ前に進めます。
どこか「物足りない」ヴァンサバ系は、たいていこの鎖のどこかが弱いものです。面白い組み合わせのない選択肢だったり、敵の密度が最後まで爽快感のピークに届かなかったり。以下の作品はどれもこの鎖をしっかり押さえたうえで、それぞれ違う一か所をひねっています。
ヴァンサバ系ゲームおすすめ 8 選
01 Vampire Survivors
開発 poncle正式リリース 2022早期アクセス 2021
基準となる元祖。念のため入れておきます。通常ステージは 30 分で、時間になると死神本人が現れてランを終わらせます。ゴシックなドット絵、大勢のキャラクター、ほぼすべてのステージに隠された秘密、そして最大強化の武器と特定のパッシブアイテムをそろえて宝箱を開けると起こる武器進化。
最初の 1〜2 ステージしか遊んでいないなら、見た目よりずっと奥があります。隠しキャラクター、ステージの変化要素、そしてランの遊び方そのものを変えていく膨大なアンロック要素。
このリストのほかの作品は、すべてこれを物差しにしています。
02 Brotato
開発 Blobfish正式リリース 2023早期アクセス 2022
主人公はジャガイモ。最大 6 つの武器を同時に持ち、ひとつのアリーナで制限時間つきの短いウェーブを生き延びます。ウェーブの合間にはショップに寄り、集めた素材で武器やアイテムを買います。通常のランは 20 ウェーブ。
ランは短く、そのぶん判断が濃密です。大きなボーナスと本物のデメリットを抱えたクセの強いキャラクターが多く、キャラを選んだ時点でビルドの半分が決まります。
レベルアップ時の選択の大部分をショップが担います。考えるのはビルドだけでなく「経済」。商品のリロールやロックもでき、オートバトラーとアリーナシューターを掛け合わせたような手触りです。
03 Halls of Torment
開発 Chasing Carrots正式リリース 2024早期アクセス 2023
90 年代後半のアクション RPG の装いをまとったヴァンサバ系。プリレンダー風のスプライト、暗いダンジョン、床で拾って町へ持ち帰る装備品。アビリティは特性(トレイト)で成長し、持ち帰ったアイテムは次のランにも引き継がれます。
ヴァンサバの魅力が「何度もランを重ねてじわじわ強くなること」にあるなら、Halls of Torment はいつもの永続強化に「ハクスラ」の層を重ねてくれます。重く、ゆっくりした手触りは、ダンジョンクローラーで育った人にぴったり。
移動に重みがあり、序盤の戦闘はそれほどカオスではありません。装備スロットのおかげで、レベルアップの選択とは別にもう一層のビルド構築があります。
04 20 Minutes Till Dawn
開発 flanne正式リリース 2023早期アクセス 2022
暗闇の中、ラヴクラフト風の怪物たちを相手に 20 分間生き延びるゲーム。キャラクターと銃を選び、レベルアップのたびに属性効果、召喚、弾の性質変化といったアップグレードを重ねてシナジーを組み上げます。
昼休みに遊べるくらいのラン時間で、アップグレードの系統もコンパクト。どの組み合わせが雪だるま式に強くなるか、すぐに覚えられます。
銃の照準は自分で合わせます。この一点で、根っこはツインスティックシューターに。手は忙しくなり、エイムの上手さが報われます。従来の感覚で遊びたいならオートエイムのオプションもあります。
05 Harvest Havoc
開発 ShengyuStudio発売 近日無料体験版 Steam で配信中
『Harvest Havoc(麦田幸存者)』は、黄金の麦畑、凍てつく雪原、灼熱の溶岩、沈む砂漠、果てしない虚空という 5 つのテーマステージで戦うオートファイア型アクションローグライク。武器はいちばん近い敵を自動で狙い、プレイヤーは移動し、避け、アップグレードを選びます。武器の進化、仲間の合成、ラン間の永続ステータス強化もあります。
1 回のランは 5〜20 分。Brotato の短いウェーブと、ヴァンサバの 30 分ステージのちょうど中間です。ステージごとにペース配分が違うので、序盤の数分が毎回同じにならないようになっています。
ちょっと変わっているのは、ショップで自分だけの戦闘マップを描いて、そこで戦えること。まだ発売前なので、判断材料としては無料体験版がいちばん正直です。
06 Deep Rock Galactic: Survivor
開発 Funday Games早期アクセス 2024パブリッシャー Ghost Ship Publishing
協力型シューター『Deep Rock Galactic』から生まれたヴァンサバ系のスピンオフ。ドワーフの採掘者のひとりとなって洞窟に降り立ち、鉱石を掘りながら虫の大群を撃退します。武器はもちろん自動で発射。
オートファイアの手軽さはそのままに、生き延びる以外にもやることがあります。戦闘の真っ最中に資源を掘ったり、ステージを進むごとにさらに地下深くへ潜ったり。原作のユーモアや武器の撃ち心地もうまく引き継がれています。
地形が壊せます。岩を掘って自分で通路を作るので、敵を引きつける立ち回りがそのままトンネル掘りに。狭い通路はマップが用意してくれるものではなく、自分で作るものです。
07 HoloCure – Save the Fans!
開発 Kay Yu初リリース 2022価格形態 無料のファンゲーム
ホロライブ(hololive)の VTuber たちが主役の無料ファンゲーム。作りはヴァンサバそのもので、自動攻撃、レベルアップ時の選択、アイテムの組み合わせでより強い「コラボ」に進化する仕組み、そしてそれぞれ固有の攻撃を持つ大勢のキャラクター。
無料なのに作り込まれていて、ボリュームもたっぷり。お金をかけずに「まったく同じ気持ちよさ」をもっと味わいたいなら、迷わずおすすめできます。
キャラクターごとにメイン攻撃と必殺技が違うので、ヴァンサバ以上にキャラ選びが重要です。ミニゲームが遊べる拠点もあります。VTuber を知らなくても楽しめますが、ファンならもっと多くのネタに気づけるはず。
08 Megabonk
開発 vedinadリリース 2025
フル 3D のヴァンサバ系。自動攻撃、レベルアップ時の選択、増え続ける敵の群れという中身はおなじみですが、舞台は高低差や坂があり、自由に動き回れる 3D マップです。
見下ろし視点が平板に感じてきたなら、ジャンルならではの「強くなっていく快感」を、違う空間感覚で味わういちばんの近道です。
移動そのものがひとつの技術になります。平らな 2D アリーナではまず意味のないジャンプや地形の乗り越えが重要になり、立ち回りの感覚は 3D アクションゲームに近づきます。
ひと目でわかる比較表
| タイトル | 照準 | ビルドの仕組み | ここが違う |
|---|---|---|---|
| Vampire Survivors | 自動 | レベルアップ選択+進化 | ジャンルの原型、30 分ステージ |
| Brotato | 自動 | ウェーブ間のショップ | 短いウェーブ、武器は最大 6 つ |
| Halls of Torment | 自動 | 特性+装備 | レトロ ARPG 風、ハクスラ要素 |
| 20 Minutes Till Dawn | 手動(自動も可) | アップグレードのシナジー | ツインスティック的な操作感 |
| Harvest Havoc (自社作品) | 自動 | 進化+仲間 | 5 つのステージ、マップを自分で描ける |
| DRG: Survivor | 自動 | レベルアップ選択 | 破壊できる地形、採掘 |
| HoloCure | 自動 | 選択+アイテムのコラボ | 無料、キャラクター重視 |
| Megabonk | 自動 | レベルアップ選択 | フル 3D のアリーナ |
次に遊ぶならどれ?
ヴァンサバのどこがいちばん楽しかったかを思い出して、その糸をたどってみてください。
- ビルドを組むパズル——Brotato。ショップのおかげで、ランの行き先をずっと細かくコントロールできます。
- 長く遊び込むやり込み——Halls of Torment。ハクスラの層が一枚増えます。
- アクション——自分で狙いたいなら 20 Minutes Till Dawn、3D で動き回りたいなら Megabonk。
- 同じものを、もっと、しかも無料で——HoloCure。
- いつもと違う遊び場——掘れる地形なら Deep Rock Galactic: Survivor、描ける地形なら私たちの Harvest Havoc の無料体験版。
このジャンルは比較的軽く、多くは 2D ですが、最新の動作環境、対応言語、コントローラー対応は必ず各ストアページで確認してください。こうした情報はアップデートで変わるので、ここに書いて半年後に間違っているよりは、書かないことにしています。
よくある質問
「bullet heaven(弾幕天国)」とはどういう意味?
ヴァンサバ系の別名です。弾幕シューティング(bullet hell)では画面が敵の弾で埋まり、それを避けるのが勝負。bullet heaven では画面を埋めるのは自分の攻撃で、そこまで生き延びることが挑戦になります。
Vampire Survivors はローグライク? ローグライト?
厳密にはローグライトです。ランはランダムで、死ねば終わりますが、永続強化やアンロックはラン間で引き継がれます。このリストのほとんどの作品も同じ仕組みです。
いちばんランが短いヴァンサバ系は?
Brotato はウェーブが短く、1 回のランは 20 ウェーブ。20 Minutes Till Dawn はランが最大 20 分。Harvest Havoc は 1 回 5〜20 分です。
自分で照準を合わせるヴァンサバ系はある?
あります。このリストでいちばん有名なのは 20 Minutes Till Dawn で、気が変わったらオートエイムに切り替えることもできます。